出会ってくれてありがとう

仲間をお見送りしてきました。
最後まで笑顔が素敵でした。

彼女と出会ったのは、
2018年11月
「がん体験者と家族のための笑いヨガクラブ」に参加してくれました。
実はこの日、私は東京のセミナーに登壇するため留守
でも笑愛の仲間達が、みんなでリードして、シェア会も温かい時間にしてくれました。
翌火曜日、手稲のクラブに来てくれて、私と会うことになりました。
クラブが終わってからのランチで、今の状況を話してくれました。

1月に膵臓がんが見つかったこと
でも、手術ができない💦
抗がん剤しかない
何もしなければと命の期限も告げられていました。

でも、痛みもなく元気にしている今
抗がん剤を受けて副作用に苦しむのはどうなんだろう
どうしても抗がん剤の悪いイメージしか浮かばない
疑問を持ち、治療をしないでいました。
でも、このままでいいのか
不安もいっぱいでした。


私は、
確かに治療は抗がん剤だけではないよね
納得しない治療は効果が出ないかもしれない。
まずは気持ちを整理していこう
そのお手伝いはするよ!
と伝えました。
そして、治療法もドクターもいろんな方がいるよ
と石川開催の「がん治っちゃったよ!全員集合!」のチラシを渡しました。


この船戸先生のこと、検索してみて!
こんなドクターも居るんだよ!
世界を広げていこう😊

実はね、
私、今週土曜日、仲間とフェリーに乗って石川に行くのよ!

そんな話をして
LINEで繋がってその日は別れました。

そして翌日、こんなメッセージ❣️

石川に私も行きたくなりました!
そしていろいろ話してあるうちに

彼女はもう石川に行くことを決めてしまいました。


木曜日は祝日、
彼女の行っている病院で膵臓がんのセミナーがあり
娘さんと参加することになり
私もその病院の患者サロンにいつも行っていて参加予定!

そこでまた会えるね
娘さんに挨拶するね!
そりゃそうだよね
会ってすぐに石川に行くなんて!

セミナーで娘さんにお会いして

必ず連れて帰ってきますから 笑


とご挨拶しました。

セミナーでは、
膵臓がんとはどのようなもので
どのような経過をたどるのか
抗がん剤の有効性など
たっぷりお話を聞き、
家族グループ
患者グループでのシェア会もありました。

話を聞いて、なおのこと
船戸先生に会いたくなったそうです😊

そして土曜日
石川に向けて
仲間と小樽港からフェリーで出発❣️

名付けて「北前船美女軍団」🤣🤣🤣

そして「がんなお」に参加
彼女には前の方の席で参加してもらいました。
「がんなお」では
最後に参加者の方に決意表明をしてもらい、みんなで大丈夫コールを送っています。
なんと❣️
彼女はいつのまにか手を上げ
舞台の上にいました。
そして


私はここに来てよかった!
私は札幌に帰ったら、まず主治医を変えます❗️❗️


と決意表明していました!
あらら💦💦💦

私は責任を感じてしまいました。
でも、私との出会いを引き寄せた彼女にしっかり寄り添っていこう!
そんな覚悟もできました。

だから懇親会では、彼女を船戸先生の向かいに座って、話をたくさんしてもらいました。

たくさんの出会いも引き寄せました。




札幌に帰ってきて
すぐに彼女から電話!

来月すぐにリボーンに行くことにしました!


ええ❗️❗️❗️
娘さんやご主人はなんで言ってるの?

娘は忙しいと言って話を聞いてくれません。避けてるのかも💦

そりゃそうだ!
だから、今回は彼女を引き止めました。
焦らないでいこう
娘さんとちゃんと話して
納得してくれなくても
自分の思いをちゃんと伝えてから動こうよ!

彼女も思いとどまり、お正月に家族と話しました。
そして、ご主人とリボーンに行ってみる、
ということになりました。
家族を動かしました!
すごいね。
ご主人もリボーンを気に入ってくれて
彼女がここで治療を受けることを賛成してくれました。



そして3度目にリボーンに長期滞在で行った時
周りの人に笑顔がないことがとっても気になったそう

彼女は、「私、笑いヨガをやってるんだけど!」と話しかけたそうです。
それってどんなの?
そこで彼女はいくつかエクササイズをやってみたんだそう

その時、

私、笑いヨガを伝える人になりたい❣️

とワクワク💖を感じて
帰りの空港で

リーダー養成講座を受けたいです!

とメッセージが来ました!
なんと!
開催予定の2日前でした❣️

そしてリーダーになっちゃいました!

それからは
私と一緒に病院のがんサロンで笑いヨガを伝えました。
リボーンでも笑いヨガをやりました!

そこで名古屋の小林先生との出会いも引き寄せました。

彼女は、がんになる前に児童ディサービスに勤めていました。
そのことから
私が行っている児童ディサービスでの笑いヨガにも一緒に行きました。
子ども達の前でキラキラ✨していました。
帰り道の車の中

特別支援の必要な子のお母さんは、なかなか笑えていない💦
お母さん達が笑えるようなサロンを開きたい
それが私の夢になってきた❣️

じゃあ一緒にやろうよ❣️

そんなワクワク💖の話で盛り上がりました。


抗がん剤治療を拒否した彼女
その事も何度も話しました。
どうして受けたくないんだろう
自分はどうしたいんだろう

たくさん話して確かめていきました。


その後、小林先生との出会いから
札幌の病院で放射線治療、オプチーボ
温熱療法を受けることにしました。、
彼女が納得して決めた治療です。


でも去年の10月くらいから腹水が溜まり始め、カート治療も始めました。
彼女は、会うたびに

ひでねぇみたいにここからV字回復するからね!
いつも笑顔でした。

痛みもありました。どんどん動く事もできなくなってきました。

でも、今を楽しむ!

気分がいい日は、突然だけど!
と仲間を誘ってランチに行ったり
家族に行きたいところに連れて行ってもらったり❣️


でも、二週に一度のカートでは間に合わなくなり、元旦に腹水を抜く予約を先生が入れてくれた!と聞きました。

12月30日
私がシュークリームをお家に持って行った時
玄関まで歩いて出てきてくれて、
調子もいいし、ご飯も食べれているから、元旦の治療は断ったと!
だから5日にカートにしたよ!と話してくれました。


それなら!っと元旦に、

北前船美女軍団でLineビデオ通話でおしゃべり会!

いっぱいおしゃべりして

仲間も彼女の笑顔を見ることができました。


でも5日に入院した時は、もう歩けなくなっていて
このままお家には帰せないと言われたそう💦


7日の日、振り絞るような声で私に電話がありました。

どうしても家に帰りたい
在宅の先生を探してる
まだ、諦めてないから❣️

でもね、子ども達や夫のために
看取り士をお願いしたいの
「看取り士」の映画を夫と見てるから
夫のためにもそうした方がいいと思うの

家族を安心させたい

ひでねぇお願い!


わかった!


すぐに仲間でもある看取り士に連絡を取り、家族に看取りの本を読んでもらいました。
母が家に帰る前に読んで準備をします。
そう受け取ってくれました。
なかなか見つからなかった在宅の先生も金谷先生を引き寄せ
12日に帰宅できました。

私もすぐに会いに行きました。

おかえり!

と言うとにっこり笑ってくれました。

その時、私が持って行った薄皮を向いたミカン

すぐに食べたい!

娘さんが食べさせようとすると

箸!箸!

娘さんが箸で小さくして口に運ぶと、パクパク食べてくれました。

そっか!こうしたらいいんだ!

最後まで母として教えていました。


他に何食べたい?

桃!!

この時期、缶詰やゼリーなら…


でもシロップが…💦生の桃がいい


最後のわがままでした。

笑わせてくれました。


よく朝、家族に見守られ

静かに、穏やかに息を引き取りました。

最後、にっこり笑って、目じりに「笑いじわ」があったそうです。



彼女との出会いは、たくさんのワクワクを一緒に引き寄せ、たくさんのつながりと学びをもらいました。


彼女とご縁を頂いたドクターたち皆さんが、すい臓がんであのような状態から3年生きたのは奇跡かもしれない、と言ってくれました。

そしてFacebookにも投稿で伝えてくれました



小林先生は、

彼女は、このような生き様もあるんだよ ということを伝える使命だったのかもしれません。助かる人だけの物語がもてはやされますが、このように生き切った方の物語も大事ですね。人には生きて伝える役目と、命を終えて伝える役目があり、それぞれ役割分担があるのだと感じました。


彼女の棺には、皆からのメッセージを娘さんがプリントアウトして入れてくれました。

笑いヨガの時につけていたネームと共に。

向こうの世界でも、皆に笑顔を伝えるんだよね!


読んで頂きありがとうございます。


長い文面になりましたが

どうしても彼女のことを残しておきたくて


ひーちゃん 出あってくれてありがとう

大好きだよ❣️



#すい臓がん

#笑愛

#リボーン洞戸

#笑いヨガ



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